《古今歌合》(読み)こきんうたあわせ

世界大百科事典(旧版)内の《古今歌合》の言及

【類聚歌合】より

…かつて関白藤原頼通が主宰し,源経信が監修した10巻本の《歌合》にならって,それをこえようとする意欲をもって堀河天皇の主宰,権大納言源雅実監修のもとに編集し始められたのが《和歌合抄》10巻であったが,1096年(永長1)ころから始まったこの事業は,1107年(嘉承2)天皇の死去によって中断した。しかし鳥羽天皇の初年,天仁・天永(1108‐13)のころには,その名を《古今歌合》と改めて編集事業が再開され,修正増補を加えて15,16巻の規模に増大していった。さらに雅実のおいに当たる内大臣藤原忠通が協力するに及んで,近来の純文学的な歌合をも数多く吸収し,ついに20巻の規模を持つ《類聚歌合》にまで発展した。…

※「《古今歌合》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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