《可能性の文学》(読み)かのうせいのぶんがく

世界大百科事典(旧版)内の《可能性の文学》の言及

【織田作之助】より

…戦争中のものとしてはほかに《西鶴新論》などがあるが,その活躍が目だつのは戦後で,混乱した世相を背景に,いちはやく《六白金星》《アド・バルーン》《世相》《競馬》《二流文学論》などを発表,一躍流行作家になった。私小説的文学を否定して《可能性の文学》(1946)を唱え,長編《土曜夫人》にその文学観の具現をはかったが,連載中喀血して急逝した。【大久保 典夫】。…

※「《可能性の文学》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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