《吃又》(読み)どもまた

世界大百科事典内の《吃又》の言及

【傾城反魂香】より

…本作は近松が歌舞伎作者としての経験を生かし,巧みに歌舞伎味を導入した作品としての特色を有する。そうした構成と趣向の面でよく作られているだけでなく,吃又(どもまた)の人間像形成でとりわけ名高く,歌舞伎では1719年(享保4)大坂嵐座(角の芝居)で上演されたとき,座本3世嵐三右衛門が又平役を演じ,翌年には《浮世又平筆勢鑑》の名で演じられ主人公扱いになるなど又平像が表面に押し出され,今に至るも《吃又》は演じ続けられている。庶民のそして不具の身の,その哀感と懸命の生き方が,時代を超えて共感され続けた結果であろう。…

※「《吃又》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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