《名士伝》(読み)めいしでん

世界大百科事典(旧版)内の《名士伝》の言及

【スエトニウス】より

…彼は小プリニウスの友人で,トラヤヌス帝,ハドリアヌス帝の時代に活躍した。著作としては,部分的に現存するローマの修辞家,詩人たちの伝記《名士伝》,カエサルからドミティアヌスに至る12人の皇帝の伝記《皇帝伝》がよく知られている。文芸の一ジャンルとしての伝記は,古典期ギリシアの歴史記述以来の長い伝統の上に立っており,スエトニウスもこの流れの中に位置する一人であったが,中世,近世を通じて,ほぼ同時代の伝記作者プルタルコスよりもはるかに大きな影響を及ぼした。…

※「《名士伝》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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