世界大百科事典(旧版)内の《固有の原理からみた自然の本性について》の言及
【テレジオ】より
…コゼンツァの大司教に推薦されたがこれを断り,同地のアカデミーに腰を落ちつけて研究活動に没頭した。主著《固有の原理からみた自然の本性について》(1565)は,スコラ的アリストテレス主義に対立して,感覚的経験にもとづく自然観を展開し,近代経験主義の先駆者となった。すなわち,あらゆる存在の根源は〈物体のかたまり〉であり,それに内在する〈熱〉と〈冷〉とによって運動を生ずる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」