《地蔵菩薩利生記》(読み)じぞうぼさつりしょうき

世界大百科事典(旧版)内の《地蔵菩薩利生記》の言及

【地蔵菩薩霊験記】より

…本書以外にも地蔵の霊験譚は数多く収集され,中世には《矢田地蔵縁起》(14世紀初),《星光寺縁起》(15世紀末),《地蔵菩薩霊験記》(13世紀か。フリア美術館)など,絵巻として制作されたものが目立ち,近世には《地蔵菩薩霊験記》(1684刊,14巻),《地蔵菩薩感応伝(かんのうでん)》(1687刊,2巻),《地蔵菩薩利生記(りしようき)》(1688刊,6巻),《延命地蔵菩薩経直談鈔(じきだんしよう)》(1697刊,12巻)等,出版技術の進歩と識字層の拡大によって大部の霊験記が刊行された。【中倉 千代子】。…

※「《地蔵菩薩利生記》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android