世界大百科事典(旧版)内の《坑夫》の言及
【宮嶋資夫】より
…本名信泰。小学校高等科に学んだ後いろいろな職業を転々としたが,1913年《近代思想》を通じて大杉栄,荒畑寒村らと交渉をもつようになり,みずからの労働体験をもとに大正労働文学の代表作《坑夫》(1916)を発表。その後大杉と隔たり享楽的な生活に入ったりしたが,第1次大戦終了ころから文筆活動に入り,小説集《恨みなき殺人》(1920),《犬の死まで》(1922),自伝《裸像彫刻》(1922),評論集《第四階級の文学》(1922)などを刊行,アナーキズム運動にも従事した。…
※「《坑夫》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」