《変容譚》(読み)へんようたん

世界大百科事典(旧版)内の《変容譚》の言及

【転身物語】より

…質,量,および後世に与えた影響からみて作者の代表作で,ラテン文学史上の最高傑作の一つといっても過言ではない。《転身譜》《変容譚》《変身物語》とも訳される。宇宙の生成からアウグストゥス帝の治世まで,神話時代(1~11巻)と歴史時代(12~15巻)を背景に,人間が動植物や星座に変容する物語が約250収録されているが,〈すべてのものは変容し,ほろびるものは何一つない〉というテーマによって統一性が与えられている。…

※「《変容譚》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android