《大学衍義》(読み)だいがくえんぎ

世界大百科事典(旧版)内の《大学衍義》の言及

【真徳秀】より

…しかし,その学問思想は魏了翁に比して独創性がなく,政治家としての出処進退にはけじめがなかったという評価もある。その主著《大学衍義(えんぎ)》は,朱熹の〈全体大用〉の思想(根本を確立しそれを対社会的に実践すること)を継承発展させたものである。ほかに《心経》をはじめ多くの著述を残している。…

【大学衍義補】より

…天子に進講した講義録を,孝宗弘治帝(在位1487‐1505)の命によって刊行した。宋の真徳秀の《大学衍義》を補充して,国家の政治,財政,礼楽など〈治国平天下〉に関わるもの12項目について,史実を引用しつつ意見を述べている。儒教的民本主義の立場から,民生の安定と国家財政確立の必要を説き,実際的な議論を展開した。…

※「《大学衍義》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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