世界大百科事典(旧版)内の《大金皇弟郎君行記碑》の言及
【契丹文字】より
…近年,契丹文字の碑文が多く出土したため,資料が豊富になり,小字の解読がかなり進展したが,なお音価の不明な字形が多く,全体は依然として未解読のまま残っている。小字は遼滅亡後もなお使われ,女真国(金)の初期に作られた〈大金皇弟郎君行記碑〉は契丹語・契丹文字で書かれている。大字は漢字のように1字を意味単位として縦書きするが,小字の表音字形は,2字を偏(へん)と旁(つくり)のように左右に並べ,単語ごとに縦書きし,分かち書きをしている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」