《女優》(読み)じょゆう

世界大百科事典(旧版)内の《女優》の言及

【衣笠貞之助】より

…また美男スター・長谷川一夫を育てた監督としても知られる。新派劇団の女形から映画界に入り,《妹の死》(1920)でヒロインの妹の役を演じながら演出に手をそめ,女形から女優に移行しつつあった日本映画の流れをいち早く察知して,《妹の死》の再映画化である《二羽の小鳥》(1923)から監督専門になる。25年,《日輪》の映画化(検閲で《女性の輝き》と改題)を機に原作者の横光利一と知り合い,新感覚派の作家たちと組んで,表現主義風な映像表現のテクニックを駆使して,無字幕の芸術的映画(新感覚派映画と呼ばれた)《狂った一頁》を独立プロ(衣笠映画連盟)でつくった。…

※「《女優》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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