世界大百科事典(旧版)内の《女優ナナ》の言及
【ゾラ】より
…小杉天外の《はつ姿》(1900),《はやり唄》(1902)などがそうである。そのほか小栗風葉,永井荷風らもゾラの影響をうけ,荷風は1903年(明治36)に《女優ナナ》の翻訳を出している。しかし日本の自然主義文学はゾラのほかにモーパッサンやゴンクールの影響も幅広く受けており,とくにゾラの科学主義的方法から学んだとはいえない。…
※「《女優ナナ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」