世界大百科事典(旧版)内の《孫子算経》の言及
【算術】より
…そのうちとくに次の〈つるかめ算〉の歴史はたいへん古い。中国の《孫子算経》(六朝時代の書といわれている)にはキジとウサギで出されている。日本では,今村知商の《因帰算歌》(1640)にやはりキジとウサギで出ているのが,いちばん古いようである。…
【和算】より
…ここで使われた教科書は,中国および朝鮮の古算書である。《九章算術》《孫子算経(そんしさんけい)》《五曹算経(ごそうさんけい)》《三開重差(さんかいじゆうさ)》などである。これより前,孝徳天皇の大化2年(646)の詔に,〈書算に工(たくみ)なる者を主政主帳とせよ〉とあるから,民間人の中に数学をよくする者がいたのであろう。…
※「《孫子算経》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」