《宅間流円理》(読み)たくまりゅうえんり

世界大百科事典(旧版)内の《宅間流円理》の言及

【鎌田俊清】より

…くわしい伝記は不明。1722年(享保7)に著した《宅間流円理》は,arcsinxのマクローリン展開公式に相当する公式が示されている。また,本書にはsinxの展開公式に相当する公式も示されている。…

【和算】より

…松永の主著《方円算経(ほうえんさんけい)》(1739稿)には,三角関数,逆三角関数のべき級数展開などが示されている。一方,関西では鎌田俊清(1678‐1747)が《宅間流円理(たくまりゆうえんり)》(1722序)をまとめ,arcsinxやsinxのべき級数展開を示している。
[有馬頼徸]
 松永良弼の弟子山路主住(1704‐72)は,中根元圭,松永良弼,久留島義太の業績を受け継いで,これを弟子に伝えた。…

※「《宅間流円理》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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