《宋名家詞》(読み)そうめいかし

世界大百科事典(旧版)内の《宋名家詞》の言及

【詞】より

…のち清代になって江南地方に趣味の高雅を誇る文人階層が形成されると,詞は韻文文学として復活する。元,明の間には《草堂詩余》のような通俗的な詞集のみが流布したが,明末に汲古閣の《宋名家詞》が現れて宋の詞集復元の先鞭をつけ,清代では朱彝尊(しゆいそん)《詞綜》,康熙帝勅撰《歴代詩余》,王鵬運《四印斎所刻詞》,朱孝臧《彊村叢書》などが宋詞をひろめ,創作も盛んで〈浙派〉〈常州詞派〉などの詞社が形成される。研究も進んで〈詞学〉と称され,その余波は現代にも及んでいる。…

※「《宋名家詞》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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