《宗教精神病理学入門》(読み)しゅうきょうせいしんびょうりがくにゅうもん

世界大百科事典(旧版)内の《宗教精神病理学入門》の言及

【シュナイダー】より

…ヤスパースとともに,臨床精神病理学の分野における記述現象学的方向の代表者とされる。主要な業績はおおむね第2次大戦前になしとげていて,人格の異常を10型に分類した《精神病質人格》(1923),異常宗教体験を疾病との関連でまとめた《宗教精神病理学入門》(1928),精神症状論を簡明に記述した《医師のための精神医学講義》(1933)などが挙げられ,1950年の主著《臨床精神病理学》も前記《医師のための精神医学講義》を発展させた第3版以後の表題である。戦争のため教職につくのは遅れたが,46年ハイデルベルク大学精神科の主任教授に就任し,多くの研究者を育てた(ハイデルベルク学派)。…

※「《宗教精神病理学入門》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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