世界大百科事典(旧版)内の《実験医学入門》の言及
【実験医学序説】より
…本書は,(1)実験的推理,(2)生物における実験,(3)生命現象の研究に対する実験的方法の応用,の3部からなり,観察からはじまった医学が実験の医学となって最高の発展段階に達したとし,実験的事実から帰納する彼の研究方法の実例を挙げて,近代医学における重要な方法の一つである実験医学の理論的基礎づけを行い,医学のみならず,É.ゾラなどの自然主義文学に対して影響を与えた。日本では1927年,三浦岱栄が《実験医学入門》の題で翻訳,紹介した。【宗田 一】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」