《宵待草》(読み)よいまちぐさ

世界大百科事典(旧版)内の《宵待草》の言及

【竹久夢二】より

…漂泊の人生を送り,郷愁と憧憬を日本画,油絵,水彩画,木版画にあらわし,詩や童謡にうたった。つぶらな瞳の愁いを帯びた“夢二式美人”は多数の夢二画集や雑誌を通して,大正期の大衆の心をとらえ,1913年作の《宵待草》の歌は大流行した。しかし,生前は,独学の大衆画家であるゆえに画壇からは無視され,正当な評価を得たのは第2次大戦後である。…

※「《宵待草》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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