《富の分配》(読み)とみのぶんぱい

世界大百科事典(旧版)内の《富の分配》の言及

【クラーク】より

…はじめ《富の哲学》(1886)において歴史学派の影響下に古典派経済学を批判したが,W.S.ジェボンズ,C.メンガー,L.ワルラスとは独立に,社会的観点を強調した限界効用価値論に到達した(〈限界革命〉の項参照)。しかしのちには,限界主義分析を分配論に拡充し,主著《富の分配》(1899)において,社会的観点に力点を置いた限界生産力的分配論を展開し,限界主義理論の体系化に貢献した。主著での静学理論に加えて,《経済理論綱要》(1907)では独自の動学部門を加えた。…

※「《富の分配》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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