《封神演義》(読み)ふうじんえんぎ

世界大百科事典(旧版)内の《封神演義》の言及

【妲己】より

…紂王が〈婦人〉の言葉に聴き従って政治をあやまっているという非難はすでに《書経》に見え,《国語》には,夏の妹喜(ばつき),周の褒姒(ほうじ)とならんで,亡国の美人として妲己の名が見える。彼女の毒婦ぶりは後世,物語として発展するが,その代表が明の小説《封神演義》である。それによれば,有蘇氏の女(むすめ)にのりうつった九尾狐(きゆうびこ)が紂人の妃に入れられて寵愛を集め,彼女の言葉によって,紂王は炮烙(ほうらく)の刑などで善良な多くの臣下たちを殺す。…

※「《封神演義》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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