世界大百科事典(旧版)内の《工場管理》の言及
【インダストリアル・エンジニアリング】より
… 産業革命以後,先進各国において産業が発達し,家内生産から工場生産への移行が起こった。この時代には,工業技術を経営(とくに工場管理)活動に適用しようとする試みが各地でなされた。中でも,産業の発展が急速であったアメリカにおいては,人手不足,多民族性,激しい企業競争という問題をかかえて,工業経営を効率的に進める必要性が強く認められていた。…
【経営・経営管理】より
…かつての内部請負人は,その蓄積した所得をてこに企業家に上昇転化するものと,熟練労働者,さらに生産管理のベテランとして企業の職長になるものとに分かれていった。後にとりあげるF.W.テーラーが科学的管理の名のもとに工場管理の合理化を行ったのは,ちょうどこのころにあたる。彼は,こうしてできた職長制度を,ありとあらゆることを1人でしなければならないが,結局はなにひとつ十分にできない万能式職長制度であると批判し,今まで1人の職長がやっていた仕事を職能別に分化させ8人の職長に代替させる職能的職長制を提案した。…
※「《工場管理》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」