《市民の抵抗》(読み)しみんのていこう

世界大百科事典(旧版)内の《市民の抵抗》の言及

【ソロー】より

…《ジョン・ブラウン隊長のための弁護》(1859)は,この急進的な奴隷解放論者を熱烈にほめたたえた講演である。またメキシコ戦争に荷担することを拒んで人頭税の支払いに応ぜず,1846年夏に投獄されるが,このときの経験をきっかけに書き上げた論文《市民の抵抗Civil Disobedience》(1849)は,いわゆる不服従運動の古典として,ガンディーやキング牧師の思想形成に影響を与え,いまもなお読みつがれている。ソローの基本的な姿勢は個人の精神が政府の権力に優先するというものだが,これが自然に対する彼の姿勢と通底していることを見のがしてはならない。…

※「《市民の抵抗》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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