世界大百科事典(旧版)内の《弘決外典鈔》の言及
【具平親王】より
…村上天皇の第7皇子で六条宮,前中書王(兼明親王)に対して後中書王(ごちゆうしよおう)と称される。幼少より慶滋保胤(よししげのやすたね)に師事して学問詩文を学び,その思想的影響を受け,991年(正暦2)には天台宗の重要典籍である湛然の《止観輔行伝弘決(しかんぶぎようでんぐけつ)》に引用された漢籍の出典を明らかにし,これに注解を付けた《弘決外典鈔(ぐけつげてんしよう)》を選述した。本書にあげられた漢籍には現在伝わらないものも多い。…
※「《弘決外典鈔》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」