《戦時帥兵術》(読み)せんじすいへいじゅつ

世界大百科事典(旧版)内の《戦時帥兵術》の言及

【会戦】より

…初期の旧日本陸軍の教書では,敵・味方両軍が戦場に相会遭(かいそう)して戦うことを会戦といい,別に主力相互の戦いを全戦(そうたたかい)と呼んでいた。1885年陸軍大学校の教官として招聘(しようへい)されたドイツの参謀将校K.W.J.メッケル少佐著の陸軍大学校教本《戦時帥兵術》(1886)では,〈“戦闘”とは一般に戦いの総称であるが,慣用上“戦闘Gefecht”と言えば,小部隊の戦いを意味し,大きい部隊の戦いを“会戦Schlacht”と言う。“決戦会戦Entscheidungs Schlacht”とは,戦役の局を結ぶため,彼我の本軍相衝突することを言う〉となっていた。…

※「《戦時帥兵術》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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