《房山雲居寺石経》(読み)ぼうざんうんごじせっきょう

世界大百科事典(旧版)内の《房山雲居寺石経》の言及

【末法思想】より

…特に房山の刻経事業は,唐,遼,金代をへて明末にまで継承され,石室の壁面はいうに及ばず,碑石に刻された経版は地下の洞穴内などに秘蔵されてきたのである。1978年に出版された大型図版《房山雲居寺石経(ぼうざんうんごじせつけい)》によると,幅80cm,高さ160cmに及ぶような経石がすでに1万4000余も出土していて,本書は末法思想に触発された隋・唐の仏教徒の悲愴なる護法運動の力量の強大さを再現してくれる。【礪波 護】
[日本]
 日本では平安中期に入ると,上述にあるように正法・像法各1000年説が有力になり,釈迦入滅の年次についても周の穆王52年の説が一般化した。…

※「《房山雲居寺石経》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android