《教育科学》(読み)きょういくかがく

世界大百科事典(旧版)内の《教育科学》の言及

【教育学】より

…彼の後継者たちは19世紀中葉からヘルバルト学派を形成し,教授方法,教育管理などの研究をすすめ,1880年代末(明治20年代前半)から十数年間,日本の教育にも強い影響をあたえた。
【科学としての教育学】
 このように教育学(ペダゴジー)は発展してきたが,社会科学の一つとしての教育科学という自覚が起こってきたのは遅れ,19世紀から20世紀にかけてである。大著《歴史における科学》(1954)で人類の科学の歴史をたどってきたJ.D.バナールはその最終章を〈第1次大戦後の社会科学〉とし,その一節として〈教育の科学〉をあげ,〈他の社会科学からやや離れて立ち科学的立場がさらに不確かな所に教育学がある〉とし,経済学,政治学,社会学などについで,教育学が社会科学として登場したと見たのである。…

※「《教育科学》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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