世界大百科事典(旧版)内の《昼顔》の言及
【黄金時代】より
…フランスのもっとも初期のトーキーの1本。後年ブニュエルがJ.ケッセル原作,カトリーヌ・ドヌーブ主演で撮った《昼顔》(1967)を予告する,脈絡のないシーンをつなぐ愛と官能の鈴の音,映画史上初めて使われた内面の声(モノローグ),画面をつんざく男と女の愛の叫びなど,〈もっとも斬新な耳の映画〉(エリュアール)と評価された。アバンギャルド映画のパトロンとして知られたド・ノアイユ子爵夫妻が,《アンダルシアの犬》に熱狂してブニュエルに1万フランを提供。…
※「《昼顔》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」