《時平の七笑》(読み)しへいのななわらい

世界大百科事典(旧版)内の《時平の七笑》の言及

【天満宮菜種御供】より

…9幕。通称《時平の七笑》。外題脇に記す,菅原道真の〈八百七十五年忌〉に当たる1777年(安永6)4月,大坂小川吉太郎座(角の芝居)初演。…

【藤原時平】より

…もっとも著名な戯曲に《菅原伝授手習鑑》があげられるが,御霊として神格化された菅原道真に対置して,時平も霊的な性格が付与される演出(車引の段)となっている。時平には笑い癖があったと伝えられ(《大鏡》),これをもとに《天満宮菜種御供(なたねのごくう)》が並木五瓶の手で書かれ,演者初世嵐雛助の好演により,《時平の七笑》として名高い。この作中の時平も陰険な策謀家として描かれている。…

※「《時平の七笑》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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