《景気循環論》(シュンペーター)(読み)けいきじゅんかんろん

世界大百科事典(旧版)内の《景気循環論》(シュンペーター)の言及

【シュンペーター】より

…日本の中山伊知郎と東畑精一はこのとき彼に師事している。 32年母と妻とを失った彼は,ハーバード大学の招聘(しようへい)をうけてアメリカに渡り,前記《経済発展の理論》を実証的に展開した畢生の大著《景気循環論Business Cycles》(1939)の完成に没頭した。主著の一つである本書はその副題の示すとおり,〈資本主義過程の理論的・歴史的・統計的分析〉であり,彼の社会学的諸研究(《租税国家の危機》(1918),《帝国主義の社会学》(1918‐19),《社会階級論》(1927)など)は,すべてこの主題のため,もっぱら制度に関する分析用具を用意することにあった。…

※「《景気循環論》(シュンペーター)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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