《曾根崎模様》(読み)そねざきもよう

世界大百科事典(旧版)内の《曾根崎模様》の言及

【桂川連理柵】より

…1761年(宝暦11)4月12日,38歳の帯屋長右衛門が,大坂へ奉公にいく隣家の14歳になる信濃屋娘お半を伴う途中,桂川で殺された事件が実説のようで,これを戯曲では,心中事件とした。劇化の最初は,61年5月18日の刊記をもつ正本《曾根崎模様》で,お初・徳兵衛の《曾根崎心中》にお半・長右衛門の心中をからませたもの。引き続き,72年(安永1)5月大坂の市山座の切狂言《桂川》あるいは同年7月の大坂豊竹和歌三座の人形浄瑠璃《かつら川》などを経て,本作に至る。…

※「《曾根崎模様》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android