《東京日新聞》(読み)とうきょうにちにちしんぶん

世界大百科事典(旧版)内の《東京日新聞》の言及

【河竹黙阿弥】より

…しかし一般に用語がむずかしくて趣向に乏しく,成功しなかった。第2は菊五郎のための散切物すなわち文明開化の新世相・新風俗を描く新世話物で,《東京日(にちにち)新聞》(1873)以下《富士額男女繁山(ふじびたいつくばのしげやま)》(1877),《霜夜鐘十字辻筮(しもよのかねじゆうじのつじうら)》(1879),《島鵆月白浪》(1881)など。作劇術や人間把握などには新鮮味がなく,やがて新派の現代劇にとって代わられるが,新風物以外にも女子の立身や没落士族の貧窮など,社会の変化が浮彫りされている点に意義がある。…

※「《東京日新聞》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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