世界大百科事典(旧版)内の《東方諸国記》の言及
【ピレス】より
…1511年インドに赴き,カナノールの商館で勤務したのち,12年にマラッカ商館の書記兼会計係および香料の管理人となった。マラッカ滞在中に見聞に基づいて《東方諸国記》(邦訳あり)を執筆したが,これは16世紀初頭の東南アジアについての最も詳細な記述で,その資料的価値は高い。15年インドのコーチンに戻ったが,中国への使節に任命され,16年フェルナン・ペレス・デ・アンドラーデの船隊で出発した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」