《東海経済新報》(読み)とうかいけいざいしんぽう

世界大百科事典(旧版)内の《東海経済新報》の言及

【犬養毅】より

…《郵便報知新聞》記者として西南戦争に従軍した。慶応義塾を中退し,80年朝吹英二,豊川良平とともに《東海経済新報》を発刊,保護貿易論を唱え,自由貿易論の《東京経済雑誌》と対抗した。81年統計院権少書記官となったが,いわゆる明治14年の政変により,大隈重信に従って下野し,再び《郵便報知新聞》記者となった。…

【東京経済雑誌】より

…内外の経済情報や経済問題の論説を掲載したほか,政治・社会問題にも鋭い分析を行った。とくに明治10年代前半の犬養毅の《東海経済新報》(1880創刊)の保護貿易主義への批判は有名である。日本の資本主義の形成とともに着実な成長を示したが,95年に創刊された《東洋経済新報》などに圧迫され,1923年廃刊した。…

※「《東海経済新報》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android