世界大百科事典(旧版)内の《法哲学概論》の言及
【尾高朝雄】より
…戦後は,アングロ・サクソン系の経験主義からも多くを吸収し,《自由論》(1952)においてはとくにJ.S.ミルの立場への共感がみられる。《法哲学概論》(改訂版1953)はスタンダード・ワークとして広く読まれてきた。G.ラートブルフの相対主義法哲学に近い立場をとる民主主義・自由主義者として,またマルクス主義法思想(とくにスターリン体制下における)の忌憚ない批判者として知られた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」