《滑稽和合人》(読み)こっけいわごうじん

世界大百科事典(旧版)内の《滑稽和合人》の言及

【滝亭鯉丈】より

…前身については,乗物師,縫箔屋,櫛職人,新内節の寄席芸人など諸説があり,為永春水は〈家兄〉と呼んでいるが,兄弟か否かは不明。《道中膝栗毛》の亜流作品《栗毛後駿足(くりげのしりうま)》を処女作として約12部の滑稽本があるが,代表作は《花暦八笑人(はなごよみはつしようじん)》(1820),《滑稽和合人》(1823)で,末期江戸町人の遊戯生活を如実に描いて,十返舎一九,式亭三馬につぐ滑稽本作者としての位置を確保している。【神保 五弥】。…

※「《滑稽和合人》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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