《白氏長慶集》(読み)はくしちょうけいしゅう

世界大百科事典(旧版)内の《白氏長慶集》の言及

【白居易】より

…作品集を《白氏文集(はくしもんじゆう)》というが,《枕草子》に〈文は文集,文選,はかせの申文(もうしぶみ)〉とあるように,単に〈文集〉といえば《白氏文集》を指すほど,平安朝の人々に愛読された。《白氏文集》は前後集に分かれ,前集の《白氏長慶集》は,824年(長慶4)に元稹が編纂し,50巻より成る。後集は《長慶集》以後の作品を作者自身が数度にわたって編纂したもので,845年(会昌5)に完成し,25巻から成る。…

【白氏文集】より

…ただし現存の集は4巻を欠き,71巻。前集は《白氏長慶集》,後集がすなわち《白氏文集》で,両者を《白氏文集》と総称する。前集は824年(長慶4)に親友の元稹(げんしん)が編纂したもので,詩を諷諭,閑適,感傷,律詩の順序に分類配列して,そのあとに賦と散文を収める。…

※「《白氏長慶集》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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