世界大百科事典(旧版)内の《石燕画譜》の言及
【鳥山石燕】より
…喜多川歌麿の絵画上の師であり,同時に養父的存在でもあった。彼の絵本《石燕画譜》(1774)は木版ぼかし技法を用いた最も初期の例で,《塵塚談》によれば肉筆の役者似顔絵の創始者にも擬せられるなど,浮世絵版画の技法やジャンルの発展に重要な位置を占める。歌麿のほか,戯作者の志水燕十や浮世絵師の栄松斎長喜を育てた。…
※「《石燕画譜》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」