《社会主義体系》(読み)しゃかいしゅぎたいけい

世界大百科事典(旧版)内の《社会主義体系》の言及

【エリート】より

…つまり,マルクス主義が政治を上部構造としてとらえ,下部構造である経済によって究極的に規定されるとしたのに対して,エリート理論は政治の自律性を説き,政治エリートはけっして経済的エリートと同一視しえないことを指摘した。 イタリアのV.パレートはその著《社会主義体系》(1902)のなかで,マルクスの理論を批判して,資本家と労働者の間の闘争が終結しても,それによって階級闘争が消滅するというのは幻想であると主張した。闘争は〈知識人と非知識人の間に,諸種の政治家の間に,政治家と彼らによって統治される者たちとの間に,革新派と保守派の間に〉依然として生ずるであろうとされた。…

※「《社会主義体系》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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