世界大百科事典(旧版)内の《社会政策学会趣意書》の言及
【社会政策学会】より
…このころから学者,実業家,官吏などの入会が増え,労働局設置問題,足尾鉱毒事件調査などにも活発に取り組んだ。1900年《社会政策学会趣意書》で,自由放任主義と社会主義に反対して〈私有的経済組織を維持し,其の範囲に於て個人の活動と国家の権力に依て階級の軋轢を防ぎ,社会の調和を期す〉という改良主義的立場を明らかにした。さらに翌年7月,社会政策と社会主義との差異を論じた《弁明書》を発表,社会主義に反対したが,学会の主流は労働組合による労働者の自主的な地位改善運動の必要は認めていた。…
※「《社会政策学会趣意書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」