《管弦楽法》(読み)かんげんがくほう

世界大百科事典(旧版)内の《管弦楽法》の言及

【管弦楽】より

…19世紀に入ってからは,ウェーバー,ベルリオーズ,マイヤーベーアがオーケストラの拡大の道をさらに推し進めた。ベルリオーズはその著《管弦楽法》(1843)で,新しい管楽器や打楽器の使用をすすめ,通常のコンサートの理想的なメンバーとして121名,フェスティバルのためには465名という数をあげている。このようなロマン派のオーケストラの巨大化は,ワーグナー(オーケストラに〈ワーグナー・チューバ〉を加えた),マーラー(交響曲第8番は,1000人以上のメンバーを必要とするので《1000人の交響曲》とよばれる),R.シュトラウス(華麗をきわめた管弦楽法を用いた),A.シェーンベルク(《グレの歌》は独唱と合唱を含む膨大な編成で有名)によって頂点に達した。…

※「《管弦楽法》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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