世界大百科事典(旧版)内の《精神病の構成》の言及
【ビルンバウム】より
…ベルリン大学員外教授。主著《精神病の構成》(1923)は,精神病の病像形成の理解に対する新しい見方を示したものとして評価された。そこでは精神病像を構成する因子として,本来の疾病過程に直接関連する病像成因的な要素と,病像の内容に色彩と特別な形姿とを与える体質,年齢,性別,環境,状況,諸体験などのような病像形成的な要素とを概念的に区別し,さらに補助概念として病像成因的準備状態に関連する素因,病像形成的準備状態に関連する病前形質,疾病の誘発と活動化に関連する誘発の3概念を挙げた。…
※「《精神病の構成》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」