世界大百科事典(旧版)内の《組織神学》の言及
【ティリヒ】より
…キルケゴールなどの実存主義を紹介しつつフロイトの精神分析を高く評価し,神学と実存哲学,宗教と心理学の協力・総合の道を開き,とくに実存心理学と牧会心理学に貢献した。ティリヒ思想の特色は,異なる領域の境界に立って弁証法的な道を創造的に形成することにあり,それは神学と哲学,宗教と文化,存在と実存などの相関関係を方法論とした大著《組織神学》3巻(1951‐63)に体系化された。これはK.バルトの教義学に匹敵する神学である。…
※「《組織神学》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」