《聖証論》(読み)せいしょうろん

世界大百科事典(旧版)内の《聖証論》の言及

【六天説】より

…彼は五行説に基づき,霊威仰(れいいこう)は春と東,赤熛怒(せきひようど)は夏と南,含枢紐(がんすうちゆう)は土用と中央,白招拒(はくしようきよ)は秋と西,汁光紀(じゆうこうき)は冬と北をつかさどるとし,この五帝の上に天の主宰者たる上帝北辰耀魄宝(ほくしんようはくほう)を加えて,天は六なりとした。これは当時流行した讖緯(しんい)の書(讖緯説)によるもので,のち,魏の王粛(おうしゆく)は《聖証論》を著し,天体は唯一なりとしてその非合理性を批判した。【串田 久治】。…

※「《聖証論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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