世界大百科事典(旧版)内の《船頭小唄》(歌謡曲)の言及
【歌謡曲】より
…流行歌というより,はやらされる歌,商品としての歌,歌謡曲とよぶにふさわしいもので,曲調の新しさばかりでなく,その流行形態からも歌謡曲の第1号とされる。 その後レコードと映画がタイアップした〈主題歌映画〉が,次々と作られ,なかでも1921年の《船頭小唄》(野口雨情作詞,中山晋平作曲)は,大ヒットし,今もなお歌い継がれている。この曲の原型は,サーカスのジンタに使われる《美しき天然》(武島羽衣作詞,田中穂積作曲,1900)にあり,この日本的旋律を,西洋の唱歌の形式にあてはめた形で作られている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」