《花埜嵯峨猫(■1)稿》(読み)はなのさがねこまたぞうし

世界大百科事典内の《花埜嵯峨猫(■1)稿》の言及

【鍋島騒動】より

…江戸時代,佐賀藩成立をめぐる巷説。これを取り上げた物語に《肥前佐賀二尾実記》(発行年不明)や《嵯峨奥猫魔草紙(さがのおくねこまたぞうし)》(1854),歌舞伎狂言に《花埜嵯峨猫魔稿(はなのさがねこまたぞうし)》(1853年初演の予定であったが佐賀藩の抗議で中止)や《百猫伝手綱染分(ひやくみようでんたづなのそめわけ)》(1864初演)がある(猫騒動物)。《花埜嵯峨猫魔稿》の筋書は〈直島大領直繁が盲目の高山検校と囲碁で勝負を争い検校を殺害したので,検校の飼猫が後室嵯峨の方に化けて夜ごとに直繁を苦しめるが,忠臣伊東壮太が嵯峨の方の正体を見破り撃退する〉といった筋である。…

【猫騒動物】より

…のち河竹黙阿弥が改作上演し,近年3世市川猿之助も大幅に改作して復活した。また佐賀鍋島騒動に取材した《鍋島の猫》の最初の作は1853年(嘉永6)の3世瀬川如皐作《花埜嵯峨猫稿(はなのさがねこまたぞうし)》であるが,佐賀藩の抗議にあい上演されなかった。別に1880年5月東京猿若座の河竹黙阿弥作《有松染相撲浴衣(ありまつぞめすもうゆかた)》は有馬騒動に取材したもので,通称《有馬の猫》。…

※「《花埜嵯峨猫(■1)稿》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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