《薄雪今中将姫》(読み)うすゆきいまちゅうじょうひめ

世界大百科事典(旧版)内の《薄雪今中将姫》の言及

【新薄雪物語】より

…人形は園部兵衛・正宗を桐竹勘十郎,園部左衛門を桐竹門三郎,幸崎(さいさき)伊賀守を竹川七郎治,薄雪姫を吉田文三郎,団九郎を吉田才治ほか。直接の原拠は1632年(寛永9)に刊行の浮世草子《薄雪物語》であるが,これはまず,85年(貞享2)江戸森田座の歌舞伎《薄雪物語》で劇化され大当りをとって以来,《薄雪今中将姫》(1700初演)などが上演されたが,これらの影響を受けて人形浄瑠璃に作られたと思われる。花の清水寺の出会い以来,相愛の仲の園部兵衛の息左衛門と幸崎伊賀守の娘薄雪とは秋月大膳に謀られて将軍呪詛(じゆそ)の疑いを受け,両方の父が子に代わって切腹する。…

※「《薄雪今中将姫》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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