《西洋道中膝栗毛》(読み)せいようどうちゅうひざくりげ

世界大百科事典(旧版)内の《西洋道中膝栗毛》の言及

【仮名垣魯文】より

…花笠文京の門に入り,《滑稽富士詣》(1860‐61)で認められ,戯作者としての地位を得る。明治維新後は《西洋道中膝栗毛》(1870‐76)で十返舎一九の作品を下敷きに,世界各国の地理風俗を俗解するという名目のもとに,風俗習慣の異なる外国での主人公たちの失敗譚を中心とする滑稽を描いて,評判となる。ついで文明開化期の世相をとらえた《安愚楽鍋(あぐらなべ)》(1871‐72)で話題をよぶ。…

※「《西洋道中膝栗毛》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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