世界大百科事典(旧版)内の《語源論》の言及
【百科事典】より
…とりわけ,大プリニウス《博物誌》37巻(79完成)は,古代の地理,自然,歴史知識の集成とでもいうべきものであり,その後の著作者によってしばしば引用された。古代知識を中世に受け継いだ百科事典としては,カッシオドルス《年代記》(6世紀)とセビリャのイシドルス《語源論》20巻(7世紀)があげられる。ことに後者は,狭義の語源論ばかりではなく,プリニウスらの古典作家からの大量の引用と解釈とからなり,中世の著作者は,ほとんどがこれに依拠しているほどである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」