世界大百科事典(旧版)内の《貞観式》の言及
【貞観格式】より
…《貞観格》の内容は《弘仁格》の続編として820年(弘仁11)から868年に至る詔,勅,太政官符などを官司別に集大成しており,その編纂方針は12巻中の2巻を臨時格とした点を除けば,《弘仁格》のそれと同じである。一方《貞観式》の編纂方針はだいたい《弘仁式》のそれを受けついでいるが,1点だけ顕著に異なる。それは先行の《弘仁式》を廃止することなく有効な法源として存続させ,これに対して訂正増補する必要のある施行細則だけを集めて編纂し,両者を併用するようにしたことである。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」