《資本主義・社会主義・民主主義》(読み)しほんしゅぎしゃかいしゅぎみんしゅしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の《資本主義・社会主義・民主主義》の言及

【シュンペーター】より

…しかし,こうした発展過程を資本主義の将来に投影するならば,大企業の出現,企業組織の官僚化,革新の組織化など,合理化一般の進展によって漸次経済の社会主義的管理の可能性が準備されるとともに,個人的企業者能力の無用化によるブルジョア階級の衰退が予見され,ついには資本主義文明は崩壊するであろう,と彼は考えた。《資本主義・社会主義・民主主義》(1942)において,こうした資本主義の総体過程の経済学的・社会学的分析をポピュラーな形で提示したが,本書は今日なお広く読まれている。晩年は《経済分析の歴史History of Economic Analysis》(1954)の大著に力を傾け,経済学説史における金字塔を打ち建てた。…

※「《資本主義・社会主義・民主主義》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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